項目説明 | 4の登場人物。 クエスト「出現!パンダダ2号!」に深く関わる人物である。
ミュート族の少年(青年?)の一人であるが、不幸な事にグレイ博士に捕まって人体改造を受け パンダの怪物へと変貌してしまうようになった。 そして、そのままアミダラマを訪れたX-エルたち主人公一行に牙を剥いてくるのであった。
2回目の戦闘で勝利すると、彼は普段の姿に戻り 自分に重くのしかかる、逃れられない悪夢について語り出す…。
変身を抑えられず、変身してしてしまうと理性が全く効かなくなる。 変身して理性は失っても、殺した時の感触や記憶は残っている。 自分の父親、母親、妹を殺した時のように。
そして彼はこう切り出すのであった。 自分を、殺してくれ、と。
X-エルは初めは躊躇してしまうものの、彼の知り合いであり恋人でもあるマロリーにも頼まれて シンパーの望みを叶えようとついに決心する。
再びアミダラマで待っていたパンダダ2号ことシンパーに致命傷を負わせると こんな事しかできなくてごめん…、と謝るX-エルに対して シンパーは「あ、り、が、と…」と息も絶え絶えな状態でお礼を言い 笑みを浮かべたまま、最後は自分でケリをつけるかのように アミダラマの頂上から崖下へ落ちていくのであった・・・。
彼は最後まで自分の中の悪魔と戦い続けた。 ウホッホよりもよほど勇敢な戦士であった、と思うばかりだ。
もし、仮に彼があのまま理性を失いアミダラマや人間園で暴れまわっていたらば、後々のミュートと人間の和解もなかっただろう。 自分という敵と刺し違え、マロリーやミュートの明日を守りぬいた彼は偉大な勇者だった。
…そんなふうに言うしかないのだろうか。
彼やバルゴを見ると、頂上で佇む トレーダーの言葉が一層身に染みる。
|