項目名 | SMGグレネード |
読み | えすえむじーグレネード |
分類 | 人間装備 |
項目説明 | マリオン専用の武器で、クアトロホールなどで販売している。(薙) 面制圧の為に即興で現地改修された物が正式オプションとして採用された経緯がある、ちょっとばかり特殊な銃だったりする。 その為、当初の試作品は「取り敢えず発射筒を銃身にダクトテープで固定してみました」といったような代物だった。 しかしゲリラの恐怖と麻薬、そこに「ありったけの弾を一気にぶっ放す」というトンデモDIY兵器が戦況を変えてしまったのだ。 そもそもSMGという銃器は「そこそこ小型で取り回しが良い&弾丸が拳銃と同規格で補給が容易」が売りなので 奇襲や偵察任務などで主に市街地や屋内で用いられる、射程は短いが素人でも容易に弾をばら撒けるという短機関銃である。 対して本来グレネードランチャー・ユニットは「威力がヤバい爆発物を遠くに放つ」という屋外用の火力制圧兵器で 同じく正面からの制圧目的で使用される長射程のアサルトライフル(突撃銃)のオプションであることが多い。 なぜなら屋内やSMGの射程距離でグレポンをぶっ放せば、良くて相打ち、最悪自爆になるからであり 用途が微妙に違うSMG用オプションというのは意外と珍しいのだが・・・それこそがベトナム戦線が如何に特殊な戦場だったのかを物語っている。 ベトナムの武装ゲリラによる散発的なゲリラ戦の応酬時には、モタモタと武器を持ち替える余裕など当然なく 咄嗟に両方の用途に使えて臨機応変に対応できる必要がある為、米軍兵により突貫工事で現地改修されたらしい。 大部隊が戦車で村に乗り込み建物ごと吹っ飛ばし、住民もゲリラも見境なくグレネードで一網打尽にし、粉塵の中へマシンガンを乱射し蹂躙する姿は 映画「ランボー」や「プラトーン」などベトナム戦争を扱う映画でよく扱われ、当時の米軍の異常性の語り草と化している。 しかし残当とでも言うべきか「偵察・奇襲+対戦車砲」という組み合わせは、大隊や戦闘車両を相手にする少人数部隊… むしろ武装ゲリラにとって好まれるべき品であり、案の定で今となっては専らゲリラ側の愛用品になりつつある皮肉な火器である。(SMGG) |
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